MIDNIGHT SWAN
邦画の良いところを表していた映画の一つだった気がする。
日常の一部分の人間模様は時々共鳴するかのように
いかなる環境であれ気づかされ共同体となる瞬間があるから喜怒哀楽に
一致する感情が芽生えるんだと思う。
今回
鑑賞した映画は、草彅剛さんが新境地の役をこなすということからの興味本位では
あったのは否めない自分です。
また、昔から草彅さんとは一度もお会いしたことがないのに親近感が沸く芸能界の大先輩であることでも気になって観てきました。
キャストの良いところを上手く引き出し見逃しを少なくさせた演出力、全体を通して切なく重い内容と受け止めていたけど、個々の隙間を探れば現れる「これが人の感情の起伏だろう」と感じなら観ました。
また十代の俳優陣たちの「これが自然体な演技」と言わせてくれる演技に吸い込まれ、
十代の生き苦しい感情表現が自分の過去を振り替えさせてくれたり、大人への不満も若気の至りというべきか、言葉に出来ないからこそ自身の体を気づ付けてしまう行動に出る姿も、
演出ではお見事に表現されていたと思います。
そもそもみんな子供時代があった・・・成長は環境で変化することもあると思いますが、一番の成長過程に影響を与えるのは本当になんだろうか・・・と考えさせられたのも一つありました。
観終えて・・・久しぶりに僕は歌舞伎町を少し歩き、何年振りかの五十番でラーメン大盛と餃子を注文して食べて帰宅しました。
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